中岳(なかだけ)


↑中岳:草千里の展望台から眺める。

標高1506m。阿蘇連山の中で、現在唯一噴煙を上げている山。
阿蘇連山のシンボル的存在だが、この山自体が阿蘇山だと誤解している人が多い。
火口付近が観光地化しており、東西2ヶ所にロープウェイが設置されている。
観光地とは言うものの、活動が活発な時は危険で、
火山弾や火山ガスによる昭和以降の死者30名程、重軽傷者150名程出ている。

休止期は白色(水蒸気が主)の噴煙を上げているが、
活動期には鳴動とともに黒色(火山灰増量)の噴煙を上げる。


山頂

↑中岳山頂:背景は中岳の噴煙。


山頂からの眺め

↑山頂からの眺め:噴火口の左奥に見えるのは烏帽子岳。
右奥に少し顔を覗かせているのは杵島岳。
辺りは月面を思わせる様な光景が広がる。

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(67kバイト)


↑山頂からの眺め:山肌に見えるのは仙酔峡ロープウェイ。
地平線の手前に縁取った様な外輪山が見える。


山腹からの眺め


↑ロープウェイ火口東駅の展望台から眺めた中岳山頂:
山頂直下まではナイフエッジになっていて、ちょっと迫力。


↑砂千里ヶ浜:ロープウェイ火口東駅の展望台から眺めたところ。
黒澤明監督の『乱』のクライマックスロケはここで行われた。
古期中岳の火口原跡。
草木は生えていない様に見えるが、イタドリの丘状群落がある。


火口


↑中岳火口:長さ1.1km、幅400m、周囲4km、深さ125m。耳のような形をしている。
昭和40年代、乾季に火口底に降りて野球やってるアホな写真が
改築前の仙酔峡ビジターセンターに展示してあったが、
なぜか今は展示から外されている(笑)。


↑火口のアップ:湯だまりの様子が解る。
降雨が少なくなると、黄色っぽい火口底が姿を現す。
火口には7つの火口孔があり、
その中の第一火口孔が盛んに噴煙を上げていて、
時にはストロンボリ式噴火を起こす。


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阿蘇山
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