星生山(ほっしょうざん)


↑扇ヶ鼻から眺めた星生山:恐竜の背中のような山体。
Tの字を作るように、この向こうに硫黄山がくっついている。

標高1762m。西千里ヶ浜のすぐ脇にある山。
硫黄山と一続きになっており、
南側は一面の草原、北側は硫黄山のガスで灰色裸地になったアシュラ男爵
(copyright:永井豪)の様な山である。
また山頂を挟んで西側は草尾根、東側は岩尾根にもなっている。
東側の岩場は星生崎と呼ばれている。
なお、ロマンチックな名前の由来は、天台密教の霊場だったから。
'95年10月11日、硫黄山の噴火により入山禁止になって、ワシを含め多くのファンの枕を濡らした。
(上の写真を撮ったとき、山頂でわいわい騒ぐ人々が見えて、「あ、いいな、今度来たらここ登ろ」と思ってたら
3日後に硫黄山が二百年ぶりに噴火した。おいどんはくやしかですたい。1995年10月8日の事である。)

入山制限は硫黄山から半径1km取られていたものが、
'97年6月には半径500mにもなったが、星生山はその範囲内なので依然入山禁止。
ところが、'02年秋に計り直してみたら、山頂は500mの範囲外だったそうな。
「ま、硫黄山よりも標高あるし、火山ガスが溜まる事もないでしょうな。」
という事で、'03年5月23日に晴れて入山解禁。

(「硫黄山の活動は相変わらずiだし、噴火口は塞がる事なさそうだから、
もう死ぬまで登る事が無いんだろうな。」と諦めておりました。
解禁まで7年半、長かったような、短かったような・・・)



山頂

↑星生山頂:表面は、赤土に上に一抱えもある岩を
敷き詰めた感じで、周りは草原になっている。
雰囲気は久住山頂に似ている。
展望は360度。


山頂からの眺め


↑山頂から東側の眺め:
間近にみる硫黄山の迫力も然る事ながら、
九重連山の主要山が展示されたように並んでいて、トレビア〜ン。
←クリックすると
大パノラマ写真が
見られます。
(ツギハギ跡あ〜り
134kバイト)



↑山頂から眺めた硫黄山:硫黄採取用の道路や、
噴煙の右側陰に旧硫黄鉱業所の建物も見える。



↑山頂から南側の眺め:肥前ヶ城が構えた手前に
西千里ヶ浜を歩く登山者が小さく見える。。

←クリックすると
大パノラマ写真が
見られます。
(ツギハギ跡あ〜り
166kバイト)



↑山頂から南西の眺め:ミヤマキリシマと新緑(?)のコントラストが綺麗。


山腹からの眺め


↑星生山取付からの眺め:
西千里ヶ浜の池塘に山体が映りこんで神秘的な雰囲気を醸し出している。
山肌をピンクに染めているのは、ミヤマキリシマの花。




↑星生山西側のコブ付近からの眺め:
西千里ヶ浜脇の池塘が一望できる。
左奥は肥前ヶ城、右奥は扇ヶ鼻


↑星生山西側のコブ:
頂点付近は背丈程の潅木に覆われている。



↑山頂東横の丘からの眺め:硫黄山にもっとも接近している所で、
南側は草原なのに、北側はご覧の有様である。
95年に出来た火口の手前は、まるで駐車場のように平坦な空き地になっていた。。


星生崎



↑久住分かれから眺めた星生崎:
左の絶壁は、クライミングルートに利用されていた。
低く見えるが、実際写真左端に写った人影は小さすぎて見えないし、
近くに寄ると、結構高い。



↑星生崎からの眺め:一面は大岩で覆われていて、
ちょっとしたクライミング気分が味わえる。
奥に見えるのは、星生山頂。
中央の岩陰に登山者が見える。

↑星生崎にあった奇岩:
侵食された大岩が古墳の入口の様に積み上がっていた。
中は大人がしゃがまずに通れる位で、
非常時には岩屋にもなる?



↑星生崎から東側の眺め:
久住山や中岳・天狗ヶ城が間近に迫って大迫力!

←クリックすると
大パノラマ写真が
見られます。
(ツギハギ跡あ〜り
110kバイト)



↑星生崎東端から見下ろした久住分かれ:
西千里ヶ浜を通るとあまり気付かないが、
星生山からもしっかり登山道が延びている。
右に見える小豆色の建物は久住避難小屋。


くじゅうのメインページに戻る
つぼやんのメインページに戻る