白口岳(しらくちだけ)


↑坊ガツルから眺めた白口岳(中央の山)。

標高1720m。九重連山で1700m級の8座目の山。
(残り7座は、中岳・久住山・大船山・星生山・稲星山・三俣山・天狗ヶ城。
大船山の一部の北大船山を含めると、もう一座増えるが…。)
九州屈指の標高を持ち、坊ガツルからの眺めもなかなかで、
久住高原からもちゃんと見えるのに、近年まで無名峰だった。
そして近代登山が盛んになり、命名の必要が出てきて初めて、
中岳との間を割って坊ガツルに下る「白口谷」から
とりあえず名前を取って付けられた、ちょっと可哀相な山。
現在の登山関係の書籍でも気付かれていないか、無視されている事が多い。
山頂は広々とした草原で、360°眺め良好。
この山と立中山の倉部は、法華院の関門として
木製の鉾が立てられている為、鉾立峠と呼ばれる。
昔は塔婆形式の鉾を33年ごとに立て替えていたそうだ。

山頂

↑白口岳山頂:背景は大船山。
この山頂の向こう直下が鉾立峠。


山頂からの風景

↑山頂から坊ガツル方面を眺める。
左奥の山は平治岳。


↑山頂から久住山方面を眺める。
中央左奥の山が久住山、その手前の平原は東千里ヶ浜。
右に切れて見える山は中岳。
写真中央の丘には池ノ小屋が小さく見える。


鉾立峠

↑鉾立峠:標高約1370m。背景の山は立中山。
左に下ると坊ガツルへ、右へ下ると久住高原に抜ける。
かつては久住高原から馬で登る時の通り道でもあった。
放牧牛も蝿を避けてか、好んで勝手に登ってきたそうだ。


↑白口岳中腹から眺めた鉾立峠:中央の土が露出しているところが鉾立峠。
背景の山は立中山、その更に奥の山は大船山。


↑鉾立峠から白口岳を眺める。
前記の写真の反対方向を向いて見た風景。


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