九重(星生山) 2003.6.7:(九重何度目だったけ?でも、星生山は初登頂)

【6/7晴:九重牧ノ戸峠〜星生山〜坊ガツル〜雨ヶ池〜長者原)


つぼやんです。
山好き夫さんのミヤマキリシマレポートと、星生山速報に居ても立ってもいられなくなり、
早速出かけてきました。

心配された天気の方も、霞が出ているものの、まずまずの好天。
長者原の駐車場はもちろん満杯だったけど、駐車禁止区域外に車が余裕で泊められる路肩を発見。
9:14発のバスに間に合わなかったため、のほほんと身支度をしていると、
おろおろしながら駐車スペースを探す仕事仲間と偶然にもばったり。
なんでも、旦那が牧ノ戸峠から入山、下山口の長者原で待機する為、数年ぶりに車を運転してきたそうな。
ワシの前の車が出て行ったので、車をずらして後ろに停めさせると、彼女は「もう、
絶対運転しない。本も持ってきてるし、ここで待つ。」と興奮状態。
えらくオーバーだなと思ってましたが、バスに乗って牧ノ戸峠へ向かうと、納得。
「車でガードレールでも作っとんのかー!」と叫びたくなるくらい数珠繋ぎの駐車の列。
大型車同士だったら擦れ違う事が出来ない位で、ペーパードライバーがトラウマになるには十分な状況でした。

沓掛山の第2展望所に差し掛かる頃、ミニ台風にも耐えたミヤマキリシマが出迎え始め、
その辺りから、20分毎に「わぁ〜、来て良かったぁ」とセリフを耳にする有様。
ちょっと萎れた花も目立ちましたが、虫害も殆ど無く、9分咲きというところでしょうか。
普段は人影が無い扇ヶ花も、一面のミヤマキリシマで、この時ばかりは人で一杯でした。

めまいがする程ミヤマキリシマを堪能したあとは、長年の憧れだった星生山へ。
池塘から始まり、西側のコブは潅木だらけ、山頂は草原だらけ、山頂横の丘は半面赤土半面緑、東側のコブは大岩だらけ。
西千里ヶ浜からの眺めからでは、これほどまで変化に富んでいるとは思いもよらなかったです。
こうゆう驚きがあるから山登りは止められません。
山頂は360°のバツグンの展望で、展示された様に並んだ、三俣山・平治岳・黒岳・大船山・白口岳・天狗ヶ城・中岳・
稲星山・久住山と九重の主要山、その手前にあちこちから噴煙を上げる硫黄山、
アリの行列のように人が続いた(人込はどうでも良いが)西千里ヶ浜の大平原がかなり印象的でした。
7年半のブランクの割りには、登山道はほとんど荒れていませんでしたが、
西側のコブの岩場に、劣化して切れたロープがぶら下がっているのが、長年の寂しさを物語ってました。
池塘の周りの陸地の草の下は、ジュクジュク音がする程の水分を含んだコケで覆われており、
百名山ブームの被害を殆ど知らなかったこの池塘が、今後どのようになるのか心配にもなりました。
数年後には木道を敷かないといけなくなるかも・・・

帰りは、平治岳のミヤマキリシマっぷりを確認するのと、
冷たいドリンクが飲む為、坊ガツルへ。
平治岳は山頂だけがピンク色で、中腹の開花時期はもう終わっている様でした。
法華院山荘でくつろいだ後、我がHPのフロント写真リニューアルの素材の為、
道の傍らで怪しくカメラをセットしていると
通行人が「つぼやんですか?」と声を掛けてくる。
誰かと思えば、GWに中岳御池で会った我がHP読者。
本日は奇遇が2件、凄いです。
その後は、ちょっと湿った程度の雨ヶ池を確認して、足早に長者原へ。



長文でしたが、以下コースタイムです。

6月7日(九重)
09:00長者原駐車場→ 10:36バスで牧ノ戸峠へ出発→ 
11:00牧ノ戸登山口より入山→ 11:07第1展望所→ 11:14第2展望所→
11:20沓掛山山頂→ 11:49扇ヶ花取付点(西側)→ 12:03扇ヶ花山頂(3分休憩)→
12:19扇ヶ花取付点(東側)→ 12:21星生山取付点(西側)→ 12:39星生山東側のコブ→ 
12:53星生山山頂(25分間食事休憩)→ 13:34硫黄山との最接近点→ 13:52星生山東側のコブ→ 
14:01星生山取付点(東側)(トイレ休憩)→ 14:10久住分かれ→ 14:30北千里ヶ浜→ 
14:37スガモリ越取付点→ 15:05法華院山荘(30分休憩)→ 
15:45坊ガツル入口→ 16:05大船林道との合流点→ 16:10雨ヶ池→ 16:45長者原



(このレポートは、2003年6月9日にメーリングリスト「山ネット九州」に投稿したものです。)