高千穂河原(たかちほがわら)



↑高千穂河原の大鳥居:奥の山は高千穂峰寄生火山の御鉢。
ここから高千穂峰はぎりぎり隠れて見えない。
御鉢の左側の赤い部分は登山道で、肉眼でも登山者がはっきり見える。

標高約970m。高千穂峰と中岳の倉部。
広い駐車場があり、高千穂峰や霧島縦走の登山基地となっている。
高千穂峰の背門丘(せおと)にあった霧島神社が
788年に噴火により焼失したため、940年この高千穂河原に再建。
しかし度重なる御鉢の噴火により1234年に再び焼失、
1484年に高千穂河原より8km離れた現在地に再建された。
辺りは動植物の宝庫で、自然観察路が造られている。
また、高千穂河原から現霧島神宮に向かう道路は上空が木で覆われているが、
広い二車線で明るく、車に居ながらにして森林浴できてなかなか良い。鹿も出没する。


↑高千穂河原標識あたり:奥の建物は高千穂河原美化センター。
一階は休憩室、事務室、みやげ屋。二階は喫茶室になっている。


↑高千穂河原:上の写真の別アングル。辺り一面広場になっている。
右奥に隠れている茶色の建物は高千穂河原ビジターセンター。

上空から高千穂河原


↑御鉢から眺めた高千穂河原:左下に見えるのは高千穂河原の駐車場。
中央下は古宮址。

古宮址(ふるみやあと)


↑古宮址:中央の鳥居の向こうに、かつて霧島神宮が建っていた。
奥の山は御鉢で、高千穂峰は隠れて見えない。
中央の階段の手前左に曲がると高千穂峰登山口に着く。


↑古宮址神籬斎場(ふるみやあとひもろぎさいじょう):上の写真にあった鳥居をくぐったところ
現在でも毎年11月10日に天孫降臨の
御神火祭行事(ごじんかさいぎょうじ)が行われる。


天孫降臨御神火祭(てんそんこうりんごしんかさい)


↑天孫降臨御神火祭(古宮址編):
毎年11月10日の夕刻、天孫降臨を記念して高千穂峰山頂と同時に開催される。
ニニギノミコトが高千穂峰に降臨するときに、道標に火を焚いた故事に由来し、
本宮の記念祭で起こされた忌火で御神火を焚き、祝詞を上げる。
祈願札や絵馬を燃やし、九面太鼓で1時間半の祭事が締められる。







現在の霧島神宮


↑現在の霧島神宮:高千穂河原から車で20分程下ったところにある。
なかなか立派な社殿。本殿は山の斜面をうまく使った階段状の構造をしている。
1989年に国定重要文化財に指定された。

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