毒水(どくみず)

標高900m位。久住高原から大船山にさしかかる途中、清水山の中腹にある泉。
獣や虫達が、ここに水を飲みに来てそのまま死んでしまうので、こんな恐ろしい名前が付いた。
毒水とは言うものの、水自体は体には良い炭酸鉱泉。
地元の人に愛飲され、大正時代にはこの水で商売する者もいたという。
水面から高さ30cm内外に二酸化炭素が溜まっており、動物がやられてしまうのはこの為。
自然のトラップとして、猟師達に利用されている。
久住高原方面のガイドマップには「毒水」が明記されているものの、現場付近には誘導する標識が全く無い。
お陰で探すのにえらい苦労した。
子供なんかが近寄ったら危ない為か?人があまり多く来ると獲物が逃げる為か?


↑さらさら流れる毒水。
鉱泉の為か、岩の水面近くの部分が変色している。

山頂

↑牛の放牧地の中にある林の入口を、よっく目を凝らして見ると、
何やら看板が・・・。

↑牛の落とした「地雷」を恐る恐る避けながら、
看板に近付いてみると、
このような内容の文が!
ちょっとドキドキ。

↑林の入口からすぐ、それはあった。
毒ガス罠効果を出すためか、池の周りは数十cmの高さに
石が積み上げてあった。

↑石の囲いの中には、中央に岩が鎮座している6畳間程の泉が。
写真左上の白い紐みたいな物は、炭酸ガスでやられたヘビ(アオダイショウ)。
他にも、カエルとガが犠牲になってました。合掌。
(ガを狙って、カエルが来て、カエルを狙ってヘビが来てたのか?)

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