その他山麓の名所




西部林道

↑西部林道: 島を囲んだ外周路のうち、永田から栗生の区間12kmの無人地帯。
1968年に開通。一車線分しか幅が無いため、バスも通っていない。
その為か、自然が比較的良く保たれ、サルやシカがしょっちゅう出てくる。
屋久島は世界遺産登録とは言っても、その指定区域は内陸部ばかりで、外周部分ではここだけ唯一含まれる。
90年代の終わりに拡張工事計画が出た事があるが、自然保護優先で取りやめになった。


↑西部林道の海岸線: 西部林道はほとんど森の中を通っているが、
大川ノ滝からぐんぐん高度を上げる海岸沿いの道では、
開放感溢れる展望所のようなロケーションが続く。


松峯大橋

松峯大橋から眺めた安房川:橋の上から内陸部を眺める。
海から1.5kmの地点だが、荒々しいV字渓谷が見られる。
屋久島の雨水のパワーを目の当たりにできる.
川面に見える赤いものは、カヤック。

 

↑松峯大橋直下の眺め:
松峯大橋は高さ70m。怖いぞ〜。

 

↑松峯大橋から眺めた安房川:橋の上から海側を眺める。
こっち向きの眺めも迫力。
谷の向こうに安房の集落が見える。

 

↑松峯大橋の上:
こうして見ると普通の道路みたい。
しかし、横を向くと上の写真のような景色が・・・。

↑安房の集落から見た松峯大橋:
山の谷間に見える赤い橋。
因みに、この橋は、1985年建築された。

↑安房川から見た松峯大橋:
人工物なのに、のどかな自然の景色にマッチする。

↑安房川から見た松峯大橋:
中央の四角い物は、大型バス。橋のスケールがよく分かる。


ガジュマル

↑志戸子の大ガジュマル:
屋久島には南の島らしく、ガジュマルやメヒルギ(マングローブ)などの熱帯植物の林がある。
特にガジュマルは、中間・栗生・志戸子が有名。
気根が血管ように垂れていて、何とも言えない雰囲気を醸し出している。
気根って柔らかそうだけど、触って見ると結構堅い。

 


↑中間のガジュマル林:
遮光率も高い上、風通しが良いので、集落の避暑地になっている。
(写真右下に、木陰で寝ている御老人の足が。)




↑中間のガジュマル林:
ガイドブックによく載っている、道路を跨いだ大樹。
軽自動車くらいなら通り抜けできる。



↑猿川の大ガジュマル:
外周道路脇の森に入ったところにある。
こんがらがった海底ケーブルのようで、まさにジャングルって感じだ。


いなか浜


↑いなか浜:日本一の海亀産卵地。
海亀産卵ウォッチングの企画もある。
係員の指示に従って、亀に刺激を与えないようにしなければならない。



↑真夏のいなか浜:青い海と白い砂浜の対比が眩しい。



↑夕暮れのいなか浜:口永良部島に夕日が沈む。


↑東支那海展望所からの眺め:一湊近くに展望所がある。
左に見える雲掛かった島は、口永良部島。


↑硫黄島:東支那海展望所から眺めたところ。
噴煙と火山灰跡が中々豪快。



一湊浜(いっそうはま)


↑一湊浜:屋久島の二大海水浴場の一つ。
水は透明度が高く非常にキレイ。
海亀の産卵地でもある。



↑矢筈岳(やはずだけ):上の写真の左側に写っている矢筈半島のアップ。
半島がそのまま矢筈岳となっている。
橋の支柱跡のような建造物の左側に小さく見える鳥居は矢筈神社。




↑矢筈神社:海岸の断崖にぽっかり空いた
洞窟の中に作られたユニークな建造物。



↑矢筈神社:正式な名称は「一湊矢筈嶽神社」。
海上安全の神様として、一湊集落を守ってきた。
写真に写っている白い建物は休憩所らしく、
本殿はこの奥にある神棚。



↑矢筈神社から眺めた一湊浜: 鳥居の間から眺めた風景。
矢筈神社の神様の視点はこんな感じでしょうか。
それにしても波打ち際のゴミが多いのが気になった。


マングローブ林


↑メヒルギのマングローブ林:
屋久島内では唯一、メヒルギだけが、栗生川河口のみに自生している。
林といっても、海岸に生えているのは腰にの高さぐらい。
大きくなっても4〜7m位だそう。
マングローブ林は「紅樹林」とも呼ばれ、
熱帯からから亜熱帯の砂泥質の海岸に見られる植生の事。


↑メヒルギの実:
見事なロケット型。(というよりエンドウ豆?)
メヒルギは6〜7月に白色の花を咲かせ、
その種は樹上で発芽し、土壌に刺さって成長する。
試しに、海岸に転がっている種を、頭位の高さから落としてみたが、
実が軽い上、砂が締まりすぎて、全然刺さらなかった。
生き残りは、結構シビアなようだ。


屋久島灯台

↑屋久島灯台:1987年(明治30年)に建てられ、今だ現役。
光源1000Wで、40km先まで光が届く。


奇岩


↑永久保(田代海岸)の枕状溶岩:
元々は水深数千mの海底火山から噴出された玄武岩溶岩が、
数百気圧の水圧の為、流れ出す事なく冷え固まったもの。
それが、長い年月をかけて太平洋プレートの移動により、屋久島へたどり着いた。
枕状の岩塊が積み重なっているのが名前の由来。
右上の様に、地層から洗い出されて、オニギリのような正体を見せているものもある。
因みに、屋久島の地層である熊毛層群は、
2億万年前〜6千万年前(中世代ジュラ紀〜新世代古第三紀)のもの。
この中で、枕状溶岩は、田代海岸にある
熊毛郡層船行累層の頁岩層の間だけにみられる(ヨクワカラン)。


↑立神岩
(たちがみいわ):大川ノ滝から西部林道を海岸沿いに進み、
山道に差し掛かるポイントから海に見える奇岩。
ピラミッドのように三角形に尖がった姿は、確かに神々しい。


↑小島の矢石:道路脇の田畑の中に立っている。
山幸彦(彦火火出見命)が
モッチョム岳の山頂から悪神を射った石の矢先、
という伝説がある。


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