古岳(ふるだけ)


↑本村港より眺めた古岳

標高638m。外周道路の七釜の登山口から1時間程度で登れる山。

資料が少ないので何とも言えないが、
島で二番目に活発な火山で、噴煙だけなら新岳に負けていない。



山頂

↑古岳山頂(と思われる):地図によって標高がまちまちで、山頂標も建ってなさそうだが、
火口壁南側が山頂らしい。
人が通った跡も無いし、火口壁は広いし険しいしで実際ここまでは登ってましぇ〜ん。


山頂からの眺め


↑古岳の火口:もんもんと噴煙があがる火口は、
火山灰が降り固まってグラウンドのように均されている。
有毒ガスがでるので立ち入り禁止だが、
サッカーなどで遊んだ人が居るとか、居ないとか・・・
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見られます。
(330kバイト)


↑古岳の火口壁東側からの眺め:
口永良部八景標のすぐ左に見える小さな点は地元の大型漁船。



↑古岳の火口:自己責任で降りてみた(写真中央がワシ)。
風向きは向こう側だし、虫も飛び回っていたので危険はなさそうだが、
虫が飛び回っている右側の緑地をベースにして、息を止めて撮影したぞよ。



↑古岳の噴火口:上の写真右側の噴煙の主。
噴煙は岩の隙間から出ているものばかりだが、
これだけ何やら特撮映画に出てきそうなカッコイイ噴火口だったので激写!
ジェット機のような排気音がする。


↑火口壁東側にあった遺跡:硫黄採掘場の跡らしい。
まるで古墳のようだ。


↑火口にできた水溜り:一抱えもある何やら不自然な岩が。
火山ガスだけでなく火山礫の危険性がある事を教えてくれる。



山腹からの眺め


↑登山道から半分を登ったところからの眺め:
森の中を進んでいたところじわじわ空が開けて、
古岳(左)と新岳(右)が現れた。



登山口


↑七釜登山道入口(画面左):七釜集落跡の解説板向かいにある。
2008年に訪問したときは園芸用みたいな小さな標識とピンクリボンだけだったが、
2011年訪問時には立派な東屋やら登山口の解説板やら、すぐ上には車4台の駐車場やら
えらくゴージャスになっていた。



↑古岳登山道入口から林道を振り返る(改装前):中央奥に見えるのが七釜集落跡の解説板。
これによると、明治末期から昭和9年まで存在した集落で、
硫黄精錬で7つの釜があったのが名前に由来。
全盛期は四十戸前後の住人がいたが、
昭和8年12月24日の新岳爆発で、死者8名、重軽傷者26名、焼失家屋38戸の被害を受け、
昭和9年1月11日の再度の新岳爆発で壊滅した、とか。
辺りは完全に埋まってしまったようで、
かつて集落があった事を物語るような物は見当たらなかった。合掌。




↑畠登山道入口(画面左):七釜登山道入口から南へ原チャリで3分程。
2008年に訪問したときはこれまた園芸用みたいな小さな標識がぽつんとあるだけだったが。
2011年訪問時にはご覧のグレードアップ化。
写真右奥の東屋には立派な案内板と車2台分の駐車場も付いている。
島民の畠さんが開発した最短ルートだとか。



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