口永良部島(くちのえらぶじま)


↑口永良部島: 屋久島の永田から眺める。
一面緑に覆われているが、中央の火口付近だけは赤茶けた地表が剥き出しになっている。

屋久島の北西約12kmに浮かぶ、東西12.0km、南北7.6km、周囲49.7kmの島。
れっきとした屋久島町の一部である。
屋久島本島とは対照的に、活発に活動する火山が島の中心部を占めており、
「緑の火山島」と呼ばれている。
上から見るとひょうたん型のため自称「ひょっこりひょうたん島」だが、某伝説番組のモデルだと信じている人も多いようで、
作者に問い合わせて「そんな島、知らん」と言われた時はショックだったらしい。
ちなみに横から見ると仰向けになったムーミン型。


人口は160人強で、そのうち小中学生は10名程度(2008年現在)。
本村・新村・前田・向江浜・田代・寝待・湯向の7つの集落が点在する(下の写真参照)。
生き物は、マダケ(大名竹)・鹿
(何故か、ヤクシカみたいに小さくない)
エラブオオコウモリ
(滅多に見れないけど)・エラブツツジが代表格。
牧牛が盛んな様で、島を周っていると、人はさっぱりなのに牛と野鹿ばっかり出くわす
2008年に行った時は、信号機は無いどころか、舗装道路はアスファルトでなく全てコンクート。
公衆電話も自動販売機も船着場だけしか存在しなく、携帯電話もドコモだけ
(屋久島では最強のauがこの島では全く太刀打ちできなくてちょっと困った)。
屋久島本島の方が、「あそこは田舎」と言うのももっともだ。
観光で行くとのんびりできる事請け合い。


古岳 新岳 野池
八景 名湯 その他名所

上のちっこい写真をクリックして下さい。



本村(ほんむら)


↑本村港:右岸に防波堤を従えた細長い構造をしている。
野池・新岳・古岳をバックにフェリー太陽。



↑本村港の入り口:台風銀座だけあって、恐ろしくゴツい門が備えてある。



↑国立公園記念碑:本村港から集落に入ってすぐ、
2007年3月に霧島屋久国立公園に編入した時の記念碑が迎えてくれた。



↑高台から見下ろした本村集落:島で一番にぎやかなところ。(と言ってもほとんど人に会いませんが)
左の大きな建物は金岳小学校・金岳中学校の体育館。
中央の細長い防波堤が本村港。



前田(まえだ)


↑金峰神社から眺めた前田集落:
左中央の森の中に、ちょっと屋根を覗かせているのが、それ。
本村集落から南へ1kmほど向かった高台にある。



↑放牧中の牛:前田集落と田代集落の間の茂みからコンニチハ。
島のあちこちで牛が放牧されていて、
鹿と一緒にゴソゴソしていたり、道ですれ違ったり、楽しい。



向江浜(むかいはま)


↑フェリー太陽から眺めた向江浜集落:
前田集落から400m程南へ向かったところ、
2005年5月に閉鎖された採石場跡がある。
因みに中央の赤いのは本村港の灯台。



新村(しんむら)


↑新村の牧場:隆起が急で、足腰の強い牛が育ちそうだ。
左奥に見えるのは、番屋ヶ峰のアンテナ。


↑新村の住宅区域:牧場を下ったところの森が住宅区域。
十数軒ある家のうち、道に面しているのは3軒程度。
今は数世帯しか住んでいないらしい。


↑記念碑と薩摩藩のお墓:
集落のはずれにあった新村開村120周年記念碑の後ろには、
薩摩藩の家紋付の「島津又七之墓」が。
こんな離島で何があったのだろうか。



湯向(ゆむぎ)


↑湯向集落:島の東側の外れにある本村港から一番遠い集落。
インターネットでこの風景の写真をみて、
「集落の一部がこんな小奇麗なところなら、他の道もきっと素晴らしいに違いない」
と思って訪れてみたら、この一本の道が集落の全てだった。驚〜き!
このメインストリートは、奥が漁港、手前が共同温泉と公民館になっている。



↑湯向漁港:上の写真のメインストリートをさらに奥に進んだところ。
う〜ん、実にシンプル。



寝待(ねまち)



↑寝待集落:中央で威張っている小山は立神(たてがみ)。
その右側に建物がちょこっと見えるが、
突き当たりの塀で囲まれているのが共同温泉で、
その手前にちらほら見えるのが湯治客向けの公共家屋。
ここに住んでいるのは湯治客だけで、本当の住民は居ないらしい。



田代(たしろ)


↑田代集落:前田集落から北側に峠を越えたところにある竹やぶ地帯。
民宿を含め3世帯しかいないそうで、やぶの中に点在している。



↑田代集落:お世話になった民宿。
鹿が何でも食い漁るので、ゲートが不可欠だそうだ。



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