口永良部島八景


↑永迫の日の出: これはGWだが、初日は屋久島本島の中央から昇るそうだ。

情報が少なくて憶測だが、
2007年の口永良部島国立公園化にあたり、名勝八景が選定されたらしい。
確かに、「わっ、ここいいな」と足を止める景色の脇に案内板があるのだが、
2008年時点で見つけたのは6つまで。
あとの2つはどこだろう?と思っていたら、2011年1月発売『屋久島ヒトメクリ.』第4号で判明。ありがたや。
古岳火口と番屋ヶ峰は後回しになっていたのネ。



岩屋泊(いわやどまり)


↑岩屋泊: 標識曰く 『山に囲まれた、穏やかな入江が広がり、
遠方には硫黄島や開聞岳が望めます』 だそうだ。
海岸沿いは放牧地になっていて、海岸へ行く道の下の窪みを牛が通っていてちょっとびっくり。
辺りには洞窟が幾つかあり、人が住んでいた事もあったそうな。


↑岩屋泊:漁船が1艘だけ浮かんで何やら漁をしているようだった。
浅瀬になっているようで、海の中が良く見えた。



新村(しんむら)


↑新村: 標識曰く 『波浪によって削られ、切り立った荒々しい
亀ヶ浦の海食崖景観が望めます。』 だそうだ。
夕日がキレイだった。


↑新村:上の写真を撮った地点から道を眺めたところ。
なかなか複雑な地形で、道が見え隠れして面白い。脇を見れば牛道がたくさんあった。



寝待(ねまち)


↑寝待:立神の前でパチリ。
岩から大分手前で撮影したのでスケールダウンして見えるが、実物はかなりデカイぞ。



↑寝待の立神: 標識曰く 『寝待立神をはじめ、
変化に富む自然海岸、奇岩など、特異な自然の造形が望めます。』 だそうだ。
岩の下に穴があるけど、泳いで通り抜けてみたら面白いだろうな。



↑仙水ヶ鼻と寝待温泉:温泉施設の中だけでなく、
辺りの海中にも温泉が沸いていて、魚が湯治に来る事もあるそうな。



永迫(ながさこ)


↑永迫展望所から眺めた町営牧場: 標識曰く 『地形の起伏に沿って
うねり広がる牧場と草をはむ牛、奥には屋久島を望めます。』 だそうだ。
中央奥に屋久島本島がうっすらと見える。
牛だけでなく、馬のなき声がしたり、一緒に牧草を食べる鹿の群れが居たりと賑やか。
地図上では永迫は写真左奥の海岸付近を示しているが、実際はどうなんだろう。



↑永迫展望所:外周道路を山道に向かう途中にある。
左を向くと上の写真の風景が広がっているが、このアングルもなかなか良い感じ。
原チャリの横に見えるのは火山シェルター。



古岳東麓(ふるだけとうろく)


↑古岳東麓展望所からの眺め: 標識曰く 『海岸から崖がそびえ、
海食洞窟やポットホールが存在する、変化に富む海岸線が望めます。』 だそうだ。
見晴らしは凄いが、洞窟とかポットホールなんて遠すぎてみえましぇーん。


古岳西麓(ふるだけせいろく)


↑古岳東麓展望所からの眺め: 標識曰く 『溶岩台地上に広がるスタジイなどの照葉樹林、
奥には番屋ヶ峰などが望めます。』 だそうだ。
新岳登山口の近くに位置する。
右奥に見えるのが番屋ヶ峰で、山頂左のイボのような点は通信アンテナ。


古岳火口(ふるだけかこう)


↑古岳火口標識付近の眺め: 2009年のゴールデンウィークに訪れたときはこんな標識は無かったので、
他の八景標識に遅れて建てられたようだ。
それにしてもこの標識、どちらの足も地面に突き刺したところから湯気が湧き上がっており、
保護の銅版(?)が白く変色していたり、周りの岩に焦げ目がついていたりするのだが、
十年もしないうちに朽ちてしまうんじゃないだろうか?

古岳火口の詳細については、別コーナーの『古岳』ページにて!


番屋ヶ峰(ばんやがみね)


↑フェリー太陽から眺めた番屋ヶ峰:
口永良部島は2つの島が繋がってできているが、片方の主が新岳・古岳・野池なら、もう一方の主はこの番屋ヶ峰。
現在、噴火活動は全く行っておらず、完全にササに覆われている。
山頂横に見えるのは、どちらもNTTのアンテナで、
棒状なのがドコモ携帯用、箱状なのが鹿児島と沖縄を結ぶ一般電話中継用(2008年現在)。


↑番屋ヶ峰山頂近くからの眺め:正面中央に見えるのは新岳。
山頂付近で一番見晴らしの良いドコモアンテナ前から撮影。
(本当は空を斜めに横切る電線があったのだが、そこだけ画像加工して消しこんだ。)
しかしながら、八景の中でここだけ見劣りする気がするのだが、
山頂付近がNTT敷地だったり、案内標が唯一立ってなかったり、何かしら大人の事情があるのかいな。


↑番屋ヶ峰山頂横のアンテナ基地、在りし日の姿:NTTコミュニケーションズの電話中継用。
おそらく島で一番でかいメカではなかろうか。いや、キャタピラ自走はしないけど。
山頂の三角点は、この建物のうらの丘にあるが、
みごとに伸び放題のマダケに覆われており、山頂マニアは大変な思いをしたとか。


↑番屋ヶ峰山頂横のアンテナ基地:2011年に訪問したときは、
通信技術が革新して役目を終えたのか長年活躍していたアンテナがすっきり撤去されていて、
屋上にジャンプ台が付いたようなよく分からん建物になっていた。


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