新岳(しんだけ)


↑本村港より眺めた新岳

標高657m。外周道路の向江浜近くの登山口から1時間半程度で登れる山。

昭和41年に大爆発を起こした島で一番活発な火山で、時々登山規制が行われる。
また、昭和8年には、七釜集落を壊滅させた事もある。

平成27年5月29日にまた大噴火。その年のクリスマスに解除されるまで全島民避難の騒ぎとなった。
前田集落方面に火砕流は発生したものの、地形に劇的変化は無いようだ。



山頂

↑新岳山頂:新岳火口壁と古岳の中間にある岩が新岳山頂。
ナイフエッジと絶壁が怖いし、人が通った跡も無いし、で
実際ここまでは登ってましぇ〜ん。


山頂からの眺め


↑新岳の火口:東側から眺める。ほぼ垂直に切り立った火口壁は肉のような色をしており、
微かに上がる噴煙と不気味さを醸し出している。
火口壁自体の標高は626m。
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↑新岳の火口:西側から眺める。
すとんと切れ落ちているので崩落が怖いのと、硫黄臭が酷くて中は覗き込めなかった。



↑火口壁南側からの眺め:ばばーんと屋久島登場。


↑火口壁北側からの眺め:ナイフエッジから。
右側が火口。左の高くなっている部分が新岳山頂。



↑火口壁南側:硫黄の採掘場のようだ。
右奥に見える緑の山は野池。



↑火口壁北側から眺めた本村港:
奇数日15時頃と偶数日10時頃には、屋久島と行き来するフェリー太陽を拝む事ができる。
奥の陸地のピークは番屋ヶ峰。



↑火口壁北側から眺めた野池:
なにやら鹿が一杯いた。



↑山頂東側から眺めた薩摩硫黄島:噴煙上げてる。


↑山頂東側からの眺め:左の海原にトカラ列島の口之島と中之島が見えた。



山腹からの眺め


↑山頂南の鞍部から眺めた古岳:噴煙がちらりと見える。


↑山頂南側の鞍部から眺めた新岳:
左に除き見える本村港の緑とのコントラストが凄い



↑新岳西側からの眺め:火山礫とガスで木がまばらな山頂近くと、
麓のうっそうとした森の違いが際立って分かる。



↑新岳西側の眺め:壁のように立ちはだかる山体。


↑新岳西側の眺め:潅木がまばらでカラスが泣き喚く中、ケルンのようなものが登場。
近付いてみると、積もった土砂が削れて一部残ったものだった。
横に回ると見事に屏風のようになっており、自然の造形に驚かされる。
辺りの風景は阿蘇の根子岳に似ている気がした。



↑新岳西側から眺め:樹木の向こうでゆらゆらと湯気を揚げて待ち構える山体。




登山口


↑新岳登山口(正面登山道):脇には火山警報に注意せよとの看板が立っている。
古岳の登山道をメインにしてこちらを廃道にするつもりなのか、
こちらの道筋が書かれた地図はお目にかからないし、数年前の登山規制の看板も放置されてままで、
2011年に登ってみたときはピンクリボンも朽ちたのばかりでルート読みに難儀した。


↑新岳登山口(正面登山道)の付近:右の茂みが登山口。
過去に大きな土石流があったようで、
この辺りだけポカーンと開けていて、川筋のように道がえぐれている。




↑新岳登山口(旧道):左の砂利脇道がそれ。正面登山口から500m程離れた所にある
写真中央に見える標識には「新岳登山口(旧道)」と書かれているが、正面登山道より整備されており、
写真右の一周舗装道路が出来る前にメインで使われていた林道だったようだ。
2011年に訪問したときは新しいピンクリボンもついており、下山に利用した。


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