花山歩道(+大川林道)
↑花山歩道:学術参考林。
ワシが行った時は乾季だったが、雨で濡れると緑が映えて夢の様らしい。
ついでにヒルが獲物を待ち構えて、直立してゆらゆらする様は悪夢の様らしい。
標高30m(4km先の花山歩道入口起点なら、標高520m)の登山口から標高1550mの鹿之沢小屋まで、
登山なら8時間、下山でも6時間半逃げ場無しの登山道。
(水場が無い登り一辺倒で、ワシが夏場に登った時は10時間かかった。)
高度な登山技術は不要だが、道迷いをすると絶望的で、
登山道としては上級者向けにランク付けされている。
屋久島が世界遺産(1993年)や国立公園(1964年)となるよりはるか昔(1922年)に、
花山学術参考保護林としてその価値を認めらて、初めて伐採から守られた原生林。
(1991年に森林生態系保護地域に指定され、代わって学術参考保護林は解除された。)
ほとんどが森の中だが、カスミ谷展望台(どこか分からんかった)、大竜杉、大石展望台、小鹿之沢など見所がある。
なお、吸血ヒルが出るので防虫スプレーなどの対策が必要。
小鹿之沢
↑鹿之沢小屋の裏。
ひょっとしたら、ここはまだ鹿之沢かもしれない。
ちょっと広めの湿原に木道がいい味出している。
しかし、ボサボサ生えているのはイグサの仲間?
だとしたら、本来の姿じゃないような・・・
↑鹿之沢小屋の裏:上の写真の木道から東を向いたところ。
日本庭園のようで、屋久島の小湿原の雰囲気が良くでている。
↑小鹿之沢:登山道を横切っていた大川源流。
↑小鹿之沢:上の写真の川の下流方向を見たところ。
ストンと落ち込んで小滝になっていた。
大石展望台
↑大石展望台:登山地図では標高1420mに記されているが、実際は1km程離れた標高1481mにある。
「もう過ぎた筈だから、さっきのアレだったのかな」と思ってたら、
本命が現れて「え〜!、まだ1400m付近?」と青くなった。
○文社さん、地図直してよ。
↑大石展望台:数十人が座り込んで弁当を食べられる位広い一枚岩。
うっそうとした森の中を抜けてきた身には開放感がたまらなかった。
晴れていたら永田岳が見えてそうだ。
大竜杉
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↑大王杉:胸高囲7.1m・樹高12.8m・樹齢不明。
花山焼峰近く、標高約1220mに居る。
上部は、登山道に覆いかぶさるように広がっているので、圧倒される。
花山歩道その他ポイント
↑花山歩道から眺めた栗生港:港をぐるっと囲んだ防波堤が特徴。
↑花山歩道入口:学術参考林だけあって、
入口からジャングル風で気合が入っている。
すぐ右側には清水が流れている。
登山中は全く水場が無いので、ここで十分水補給をすべし。
大川林道
↑大川林道:ダート道とコンクリート道が交互に姿を現す。
花山歩道入口までタクシーの送迎ができるそうだが、
わだちが多くて、車で入るにはジープタイプじゃないとちょっと辛い。
↑上大川橋:花山歩道分岐より先100mほど、
大川をまたぐ橋にゲートがあり、林道はまだ数十kmあるが、
ここから先は一般車は進む事が出来ない。残念。
↑大川林道脇の廃道:上大川橋近くにあった脇道。
原チャリでも侵入することができない位、崩壊していた。
↑花山歩道分岐近くの小屋:茶屋でも避難小屋でもない。
土木業か林業関係の基地小屋。
単調な道が続いたところでこれが見えると、ちょっとほっとする。。
花山歩道は目と鼻の先。
辺りはカニが歩き回っている。
↑大川林道から眺めた大川支流:大川林道は森に囲まれてほとんど展望がないが、
ときおりこのような開放感ある光景にめぐり合える。
↑大川林道入口:看板の右側に見える砂利道が、それ。
ここから鹿之沢小屋まで8時間の冒険が始まる。
左の舗装道路は西部林道始点。
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