標高800m、縄文杉コースへ曲がらず、小杉谷集落分岐から徒歩1時間。昭和45年8月に廃村。
小杉谷集落の弟分。かつては営林署物資部もあった。
廃村後も、旧安房歩道の途中ということで、花之江河へ向かう登山者が通っていたが、
淀川登山口がメジャーになってから、ほとんど人が訪れなくなった。
(小杉谷集落分れから入ったとたん、足元が苔や藻類で滑りまくって何度もコケそうになった。いや、シャレじゃないって。)
縄文杉コースに慣れていると、高架橋に歩行者用の渡し板があるのが当たり前と思うが、
この道にはそれが全くないので、頼りになるのは滑りやすい枕木だけ。
こけてしまうと無事で済まないので、冷や汗モノだ。
最後にはレールを掴んで、這いつくばって進まざるを得んかった。
かつての集落の子供達は、この道を歩いて毎日小杉谷の学校に通っていたという。
いやはや脱帽。
石塚集落跡への分岐口
↑トロッコ分岐点:小杉谷集落跡は右へ曲がる。
手前が荒川口。奥へ進むと石塚集落跡。
↑石塚への分岐:上記写真の安房川挟んで手前、 石塚へのトロッコ軌道がある。 昔はこの石塚集落へのトロッコ軌道を経て 花之江川に抜ける登山道があった。 |
↑山の神の神社:左記写真の鳥居を正面から見たところ。 ここの石段を登ったところに、小さいが立派な神社がある。 猟師が狩猟の願い事をしたり、山仕事の安全を祈願した。 現在でもしっかり管理されている。 |
↑山の神の神社:素朴でこじんまりとしてるけど、 なかなか綺麗な社。高さ3m程。 |
↑山の神の神社の石段:上から見下ろしたところ。 かなり急な階段。 |
石塚集落跡への途中道
↑安房川水系安房川 小杉谷測水所: 無人のトロッコ道に突然現れる巨大な施設。 水量を測るのか、水質を監視しているのか? |
↑安房川水系安房川 小杉谷測水所: 集水口と水門が見える。 時々、「チン」と鈴のような音がして、不気味でスリリング。 |
↑荷物受渡し用のロープウェイ巻上げ機: 木材の受渡し用らしい。 時には生活物資や人も運んでいたかも。 |
↑荷物受渡し用ロープウェイ:左の写真の続き 安房川を挟んで向こう岸へ伸びている。 対岸は縄文杉コースのトロッコ道。楠川分れ辺りらしい。 |
↑石塚集落への高架橋: 木立の茂みで見えないが、結構な高さがある。 石塚集落へのトロッコ道は、渡し板が全く敷いてなく、 藻類でヌルヌルした枕木を頼りに渡るのは、冷や汗モノ。 |
↑旧安房歩道にいた鹿: トレードマークの白いお尻がキュート。 |
↑石塚集落のコンクリート壁: 右にトロッコ道が通っている。 |
↑線路をくぐる小川:小さな橋(フタ?)がある。 すぐ左は建物跡。生活用水に使用されていたらしい。 |
↑石塚集落のトロッコ車両基地: 右側の隠居道はレールが流用されて、面影だけ残っている。 |
↑石塚集落跡:トロッコ道から外れにある住居跡。 煙突状のものが点在しているが、高床式の建物があったのか? |
↑石塚集落跡:トロッコ道横の丘の住居跡からの眺め。 鍋フタや一升瓶が風化せずに残っている。 |
↑石塚集落の建物跡の一部:どうも風呂桶らしい。 小さなオタマジャクシが住んでいた。 |