屋久島には幾線ものトロッコ軌道があるが、唯一登山道として使われるのが
荒川登山口〜大株歩道のコースである。
高架あり、廃線ありなどいろいろ変化に富んだ景色が楽しめる。
標高差約400mの傾斜を感じさせない平坦なコースで初めは面白いが、
2時間20分位延々と線路を歩くのでちょっとしんどい。(「もういいよ」と言うぐらい。)
また、枕木の間隔がばらばらなので、木道が敷かれていない所は歩き辛い。
運が良ければ軌道車に出会う事がある。全国でも珍しいそうだ。
ただし、営林署の植林軌道敷管理の業務用なので、一般の乗用はできない。
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大株歩道 入口 |
三代杉/ 楠川分かれ |
小杉谷 集落跡 |
荒川口 | * | 規制区域 (荒川口〜安房) |
旧石塚歩道 ・石塚集落跡 (小杉谷〜10km峠) |
千頭川支線跡 (安房76支線) |
絶叫!高架橋五兄弟(手すり取り付け前)
↑第1の高架橋:荒川口から0分 (この後、2002年に手すり付いた) |
↑第2の高架橋:荒川口から15分 |
↑第3の高架橋:荒川口から25分 |
↑第4の高架橋:荒川口から35分 |
↑第5の高架橋(小杉谷集落跡):荒川口から40分 (この後、2003年に手すり付いた) |
↑安房に帰るトロッコ: 何か叫び声がしたかと思ったら、 重力に任せて軌道を下るトロッコ牽引車が 猛スピードで突っ込んできてびっくり。 耳がお悪い方、ラジオを聞きながら登山する方は要注意! しかし、橋の上で遭遇した場合はどうなるんだろう? (写真はあわてて避ける、同行のI氏の図。) |
↑トロッコ牽引車の前面: 風防&ホロ屋根付き、 この車両で荷台を引いて視察して、今帰っているところ。 帰りは荷台と別々らしい。 この車両が下る数分前には、 作業員が鈴なりに座った 、トロ箱のような木の荷台が下って行った。 あっけに取られて写真を撮るのを忘れた。クヤシイ。 |
↑トロッコ軌道の分断箇所(大株歩道入口側): 現在は写真の手前側に、迂回路が用意されている。 '97年には既に消失していた('99年8月2日撮影)。 |
↑みだれ橋二号:左の写真の補修後の姿。 見る角度によっては、赤い本体が見れる。 |
↑迂回路跡:小さな切り株のテープが辛うじて 迂回路跡を主張しているが、ほとんど気づかれない。 |
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↑トロッコ軌道の分断箇所(荒川登山口側): 上の写真の迂回路の続きだったところ。 '97年には既に消失していた('99年8月2日撮影)。 |
↑みだれ橋一号:左の写真の補修後の姿。 それにしても、なんちゅう名前だ。 |
↑迂回路跡:みだれ橋一号の完成により、再び森へ。 数年もすれは、「何の道?」と悩む人も増えるだろう。 |
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↑トロッコ軌道の分断箇所(荒川登山口側): 上の写真の分断箇所の先には コンクリートの橋ぐいがとり残されていた。 |
↑みだれ橋一号のアップ:トロッコの積荷と整える為か 入口が一段広くなっている。 |
↑みだれ橋一号から眺めた安房川:乾季で水少なし。 橋のお陰で見れるようになった光景。 |
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↑'99年?土石流で流された軌道(大株歩道入口近く): '97年夏に来た時は無傷の場所だった。 ただし、こちらは問題無く通過することができた。 |
↑防砂ダム:丸太製。密林の中の要塞って感じ。 右下に排水口がある(右の写真の溝の末端)。 |
↑防砂ダムの上:木綿のようなネットが被せられ、 中央にはジャバラの溝が。上の方で鹿が遊んでいた。 |