トロッコ軌道(安房線)


↑うっそうとした森と川を横切るトロッコ軌道。

屋久島には幾線ものトロッコ軌道があるが、唯一登山道として使われるのが
荒川登山口〜大株歩道のコースである。
高架あり、廃線ありなどいろいろ変化に富んだ景色が楽しめる。
標高差約400mの傾斜を感じさせない平坦なコースで初めは面白いが、
2時間20分位延々と線路を歩くのでちょっとしんどい。(「もういいよ」と言うぐらい。)
また、枕木の間隔がばらばらなので、木道が敷かれていない所は歩き辛い。
運が良ければ軌道車に出会う事がある。全国でも珍しいそうだ。
ただし、営林署の植林軌道敷管理の業務用なので、一般の乗用はできない。


*
大株歩道
入口
三代杉/
楠川分かれ
小杉谷
集落跡
荒川口 * 規制区域
(荒川口〜安房)
旧石塚歩道
・石塚集落跡
(小杉谷〜10km峠)
千頭川支線跡
(安房76支線)
       

上のちっこい写真をクリックして下さい。


トロッコ軌道

↑トロッコ軌道:森の中をひたすら横切る。
一度は電車ごっこをやってみたいものだ、登山ロープを使って。(←アホ)



↑安房川を横切る高架橋:高さは十m強で長さは50m位。
荒川登山口〜小杉谷事業所跡の区間には、高所恐怖症泣かせの橋が5つある。


↑スラブ横を通る線路:おヲ、アルペンのやう。
荒川登山口〜小杉谷事業所跡の区間にて。



↑鉄道にはお約束のトンネル:ただし、縄文杉コースには
荒川登山口近くにしかトンネルは無い。
現在は自動点灯の電球が付けられているものもある。



↑荒川口近くのトンネル:
中に入ると、センサーによってランプがいきなり点くので、
初めて来た人は皆ビビる。

絶叫!高架橋五兄弟(手すり取り付け前)


↑第1の高架橋:荒川口から0分
(この後、2002年に手すり付いた)

↑第2の高架橋:荒川口から15分

↑第3の高架橋:荒川口から25分

↑第4の高架橋:荒川口から35分

↑第5の高架橋(小杉谷集落跡):荒川口から40分
(この後、2003年に手すり付いた)


トロッコ軌道車

↑安房に帰るトロッコ: 何か叫び声がしたかと思ったら、
重力に任せて軌道を下るトロッコ牽引車が
猛スピードで突っ込んできてびっくり。
耳がお悪い方、ラジオを聞きながら登山する方は要注意!
しかし、橋の上で遭遇した場合はどうなるんだろう?
(写真はあわてて避ける、同行のI氏の図。)

↑トロッコ牽引車の前面: 風防&ホロ屋根付き、
この車両で荷台を引いて視察して、今帰っているところ。
帰りは荷台と別々らしい。
この車両が下る数分前には、
作業員が鈴なりに座った 、トロ箱のような木の荷台が下って行った。
あっけに取られて写真を撮るのを忘れた。クヤシイ。



↑屋久島電工社のトロッコ: 縄文杉ルートで出くわしたので
営林署に貸しているのかなと思ったら、電線のチェックをしているようだった。


崩壊箇所('99年現在)'03年の補修後

↑トロッコ軌道の分断箇所(大株歩道入口側):
現在は写真の手前側に、迂回路が用意されている。
'97年には既に消失していた('99年8月2日撮影)。
→
↑みだれ橋二号:左の写真の補修後の姿。
見る角度によっては、赤い本体が見れる。

↑迂回路跡:小さな切り株のテープが辛うじて
迂回路跡を主張しているが、ほとんど気づかれない。

↑トロッコ軌道の分断箇所(荒川登山口側):
上の写真の迂回路の続きだったところ。
'97年には既に消失していた('99年8月2日撮影)。
→
↑みだれ橋一号:左の写真の補修後の姿。
それにしても、なんちゅう名前だ。

↑迂回路跡:みだれ橋一号の完成により、再び森へ。
数年もすれは、「何の道?」と悩む人も増えるだろう。

↑トロッコ軌道の分断箇所(荒川登山口側):
上の写真の分断箇所の先には
コンクリートの橋ぐいがとり残されていた。
→
↑みだれ橋一号のアップ:トロッコの積荷と整える為か
入口が一段広くなっている。

↑みだれ橋一号から眺めた安房川:乾季で水少なし。
橋のお陰で見れるようになった光景。

↑'99年?土石流で流された軌道(大株歩道入口近く):
'97年夏に来た時は無傷の場所だった。
ただし、こちらは問題無く通過することができた。
→
↑防砂ダム:丸太製。密林の中の要塞って感じ。
右下に排水口がある(右の写真の溝の末端)。

↑防砂ダムの上:木綿のようなネットが被せられ、
中央にはジャバラの溝が。上の方で鹿が遊んでいた。

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