安房森林軌道のうち、荒川口から上流側は屋久島森林管理署の管理で
縄文杉登山道として開放されているが、
荒川口から下流側は屋久島電工株式会社の管理で一般立ち入りが制限されている。
とあるお方から「トンゴ滝を撮影してきて」と指令を受けて、
まずは陸上から眺められるポイントを探しに規制区域を往復してみたのでここに紹介する
(結局、トンゴ滝は見えなかったので、後日河口からカヤックで目指す事になったけど・・・)。
立ち入り制限の注意書きには、「軌道運行中につき危険ですから通行を禁止します」とあるだけなので、
トロッコ運行が休みの日に大手を振って歩いて見た(笑)。
もちろん、万一トロッコに出くわした時に備え、常に避難場所の確認とフットワークの準備を怠らなかったのは言うまでも無い。
まあ、法的に罰せられる様でもなく、安房集落と船行集落の岳参りや沢登りの下山ルートで普通に利用しているし、
トロッコに見つかってしまっても笑って通り過ぎるだけらしいので、自己責任で通る分は問題無いだろう。
「素晴らしい景観があるのに、何故一般開放しないのか」との声も少なくないようだが、無理に開放する必要もないし、
もし開放したら、登山者向け整備の義務や事故発生時の責任、発電設備が景観に及ぼす影響に関する苦情、
登山マナーを守らない人も立ち入る事によるトラブルなど、色々面倒な事が発生しそうなので、このまま規制する方が無難だろう。
上域 (荒川口〜発電所) |
中域 (千頭川集落跡) |
下域 (松峰大橋〜苗畑) |
中島権現岳 | 第一発電所 と千尋滝発電所 |