白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)


↑白谷雲水峡の入口:右に見えるのは管理棟。
左に白谷川の渓流が見える。

 
標高800m、宮之浦から12km。正式名称「屋久島自然休養林(白谷地区)」
屋久杉などの原生林を手軽に鑑賞できる、大樹の植物園。
昭和49年、ヤクスギランドと一緒に自然休養林指定された。
苔の森と花崗岩の渓流が美しい。
(因みに、アニメ映画『もののけ姫』のシシ神の森のモデルは、この場所。)
30分(雲水歩道)、 60分(雲水歩道+弥生杉歩道)、 160分(雲水歩道+原生林歩道+楠川歩道)
時間と体力に合わせたコースが選べる。
(30分、60分のコースは舗装歩道が整備され普通の履物で行くことができる。
でも道には傾斜がありちょっと体力を要する。)


辻峠を通って楠川歩道へ続く楠川歩道(奉行歩道)は、
藩政時代に始まり、トロッコが完成するまで、
小杉谷集落への最短コースとして重要であった。
ここを、人の背や馬を使って、食料品や平木を運んでいた。
石積みの路は、当時の名残りである。

入口には管理棟や駐車場や立派なトイレがあるが、公衆電話はない。
携帯電話の電波も届きにくいので、下山時は注意が必要。
入場時は、環境整備推進協力金300円がいる。


白谷雲水峡の苔の森


↑飛流おとし付近の山肌:あたり一面、びっしり苔に覆われている。
雨や露で塗れた時は、絵にも書けない美しさ(?)。



↑原生林歩道の途中:露に濡れた苔が神秘的だった。
あたり一面緑だらけ。



↑原生林歩道の途中にある、朽木のアーチ。


↑原生林歩道:苔の岩の間を流れる白谷川源流。


↑楠川歩道:さつき吊橋横の奉行みはらし台付近。
地面の置石は300〜400年前に敷かれたもの。
現在では、景観を壊さない登山道工事の見本となっている。


↑もののけ姫の森:平成14年に出来たスポット。
白谷山荘付近の、特に苔が濃い地点。
それにしても、屋久島はオーバーユースが問題になっているのに、
わざわざこんなミーハーなスポット作って良いのだろうか・・・。


白谷雲水峡の渓流

↑飛流おとし:雨樋のような溝を勢い良く流れ落ちる斜滝。
夏場の渇水期でも水量が多く、清涼感がある。
(但し、この写真は台風接近時のもの。いつもより多く流れております。)
 


↑こちらは乾季時の飛流おとし。



↑憩いの大岩:川の中央にある見事な大岩。
写真の向こう(雲水歩道)から歩いて登れる。
写真右端に写っているように、コンクリートの階段などの補助があり、歩きやすい。
因みに手前の流木は、幹の直径2m以上ある。

 


↑憩いの大岩:大岩の登り口から眺めたところ。
川の中州(?)であるが、かなり大きい岩である。
上の方に階段が見える。



↑白谷雲水峡入口近くの清流。
左下に見えるのは石タイルを敷き詰めた雲水歩道。


↑益救雲水(やくうんすい):
白谷雲水峡入口近くの道路沿いにある。
不老長寿の効用がある、らしい。


白谷雲水峡入口付近からの眺め


↑白谷雲水峡へ至る、白谷林道からの眺め:
白谷林道は宮之浦から白谷雲水峡まで続く車道。
外陸部をうねうね登る道なので、見晴らしは非常に良い。
左奥に見えるのは宮之浦港。



下のちっこい写真をクリックして下さい。

白谷雲水峡
の銘木

白谷山荘

辻峠

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